入籍するときに入籍届は必要?婚姻届けとは何が違う?

結婚の準備を進めているときに入籍届と婚姻届という名前を聞いて、何が違うのだろうかと悩まれている方がいらっしゃるでしょう。
他にも、「入籍するときに入籍届は必要だろうか」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
入籍や入籍届、婚姻届などは、名前が似ていて違いが分かりにくいですよね。
そこで今回は入籍届と婚姻届の違いを紹介し、入籍届が必要な場合や婚姻届に必要なものについて解説します。

□入籍届と婚姻届って何が違う?

*入籍届と婚姻届の違いについて紹介します

入籍届とは、「結婚相手の戸籍に苗字の異なる子供を入れるとき」に必要です。
入籍届を提出することで、子供が戸籍に入ることに対する承認を受けます。
承認されれば、正式に戸籍が結婚相手の戸籍に移ります。
また、承認後に戸籍謄本を受け取ると、基本的には戸籍に入った順番で名前が記載されます。

一方で、婚姻届は、「お互いが配偶者としての承認を受けるとき」に必要です。
この承認は民法に沿って行われるため、提出する男女は婚姻の条件を満たしておかなければなりません。

以上のように、入籍届と婚姻届は異なります。
一般的に結婚をすると、入籍しました、と表現することが多くありますが、これは正しい使い方ではありません。
子供のいないカップルの結婚に関して提出するものは、入籍届ではなく婚姻届です。

□入籍のときに入籍届が必要な場合は?

入籍届が必要なのは子供がいる場合であるため、すでに子供がいる状態での再婚をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、子供がいる状態で再婚する以外でも入籍届が必要となるケースがございます。

*入籍する際に入籍届が必要な3つのケースについて紹介します

1.再婚
子供がいる状態での再婚は、頻繁に見られるケースです。
再婚のケースでも特に、再婚相手の戸籍に自分の子供を入れたいときに入籍届が必要です。
再婚相手の戸籍に子供を入れないのであれば、入籍届は必要ありません。

2.離婚
離婚して子供の戸籍を移すときにも、入籍届が必要です。
例えば、離婚した後に父の戸籍から母が抜けて親権者が母である場合、子供の戸籍を母の戸籍に入れなければなりません。
この手続きのときに入籍届が必要になります。

3.できちゃった婚
妊娠を機に結婚を決める、できちゃった婚のケースでも入籍届が必要です。
入籍届は、父母と子供の戸籍を同じ戸籍に入った状態にするために提出します。
できちゃった婚は授かり婚やおめでた婚ともいわれます。

できちゃった婚は、いつ婚姻届や入籍届を出せば良いのだろうかと悩まれる方が多いことでしょう。
ここでは、出産後に婚姻届けを提出するときの手続きを解説します。

このケースでは入籍届の提出前に、男性が子供の父であることを先に認知しておかなければなりません。
出産前に男性が子供の父であることを認知する場合、胎児認知をします。

胎児認知をするには、「認知届書や届出人である父の印鑑」、「認知する父の戸籍謄本」、「認知される子供の母の戸籍謄本」、「認知される子供の母の承諾書」、「届出人の本人確認書類」が必要です。
胎児認知を届けるのは認知する父であり、届出先は認知される子供の母の本籍地です。

また、出産後に男性が子供の父であることを認知する場合、認知を届け出ます。
この手続きでは、「認知届書」、「届出人である父の印鑑」、「父または子供の戸籍謄本」、「届出人の本人確認書類」が必要です。
認知を届けるのは認知する父であり、届出先は父の本籍地か住所地、または子供の本籍地です。

どんな状況であっても、子供が既におり、子供の戸籍を移したいときには、入籍届が必要です。

□婚姻届に必要なもの

*婚姻届を提出するときに用意するべき4つのものについて紹介します

1.婚姻届
婚姻届は、全国の市町村のどこからでも、直接手に入れられます。
また、ホームページからのダウロードや、好きなデザインの婚姻届けを購入することも可能です。

2.印鑑
男性も女性も旧姓の印鑑を準備します。
この印鑑はシャチハタのようなスタンプ印は利用できません。
また、旧姓の名字が男性と女性で同じ場合は、異なる印鑑が必要です。

3.戸籍謄本
婚姻届を提出する前の本籍地と異なる役所に婚姻届を提出する場合には、戸籍謄本が必要です。
戸籍謄本ではなく、戸籍抄本でも手続きができる役所もあります。

4.本人確認書類
婚姻届を提出するときに、本人確認書類を求められます。
本人確認書類は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの写真のついているものであれば1点で手続可能です。

しかし、写真のついていない、保険証や国民年金手帳、住民基本台帳カードなどの場合は、2点準備する必要があります。

□まとめ

入籍届と婚姻届は名前が似ていて混乱してしまうかもしれませんが、異なるものです。
婚姻届が、結婚するときに必ず必要なものです。
一方で入籍届は、婚姻届を提出するときに、子供がいて戸籍を移動させたいときに提出が必要です。
そのため、再婚する場合だけではなく、できちゃった婚の場合にも入籍届が必要になります。
また、婚姻届を提出するときには「婚姻届」、「印鑑」、「戸籍謄本」、「本人確認書類」が必要であるため、結婚が決まったら準備することをおすすめします。

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