結婚式での手紙は、両家の絆を深め、ゲストに感謝の気持ちを伝える大切な役割を果たします。
感動的な結婚式の手紙を書きたいが、方法がわからない新郎新婦やその親族方は少なくありません。
この記事では結婚式の手紙の書き方について、基本ルールから具体的な書き方、感動的なエピソードの挿入方法についてご紹介します。
□結婚式の手紙の書き方
結婚式の手紙には基本の構成があります。
ここでは、結婚式における手紙の書き方のポイントを以下の通りご紹介します。
1:書き出し
結婚式の手紙の書き出しでは、ゲストへの感謝と両親への呼びかけが重要です。
以下はその例です。
・ゲストへの感謝
皆様には、忙しい中、私たちの大切な日に足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。
私事で恐縮ですが、両親に向けて、心からの感謝の手紙を読ませていただきます。
・両親への呼びかけ
お父さん、お母さん。
今日まで育ててくれてありがとう。
これまでの感謝の気持ちを、この手紙に込めました。
少しだけお時間をいただけますか。
2:両親への感謝のエピソード
両親への感謝のエピソードは、手紙の核となる部分です。
共に過ごした時間や学び、心温まる思い出を振り返ります。
・お母さんへの感謝
お母さん、私が反抗的だった学生時代、いつも優しく支えてくれてありがとう。
毎朝作ってくれたお弁当は、私の一番の楽しみでした。
・お父さんへの感謝
お父さん、子供の頃に連れて行ってくれたさまざまな場所での思い出が、今の私の宝物です。
あの時の経験があるからこそ、今の私があります。

□タブーとされる言葉はある?NGワードの避け方
せっかくの結婚式ですから、何の失敗もないまま終えたいですよね。
結婚式の手紙においては、特定の言葉は避けるべきとされています。
手紙を書く際にはこれらのNGワードを避け、適切な言葉で表現することが大切です。
ここでは避けるべき言葉をご紹介します。
書いた手紙を読み返し、これらの言葉を使用していないか見直しましょう。
1:忌み言葉の回避
結婚式では、不吉や不幸を連想させる言葉を避けるべきです。
例えば、以下のような言葉は避けましょう。
・避けるべき言葉の例
「苦しい」、「悲しい」、「病気」、「泣く」などの言葉は、楽しいはずの結婚式の雰囲気にそぐわないため避けるべきです。
2:別れを連想させる言葉の回避
夫婦の別れを連想させる言葉も避けましょう。
以下はその例です。
・避けるべき言葉の例
「別れる」、「離れる」、「終わる」などの言葉は、新たな門出を祝う結婚式には不向きです。
3:重ね言葉の避け方
重ね言葉や繰り返しも、結婚式では避けるのが一般的です。
例えば「重ね重ねありがとう」という表現は、「心から感謝しています」といった表現に言い換えると良いでしょう。
以下はその例です。
・重ね言葉の例
「重々」、「次々」、「たびたび」、「しばしば」などの言葉は、繰り返しを連想させるため、言い回しを変えましょう。

□手紙を準備する際に気を付けること
結婚式での手紙を準備する際、いくつかのポイントに注意することが重要です。
これらを意識することで、より心に響く手紙を書けます。
ここでは、結婚式の手紙の準備で押さえておきたいポイントをご紹介します。
1:手紙の準備開始タイミング
手紙の準備は、結婚式の約1ヶ月前から始めるのが理想的です。
1週間前までに完成させることを目指しましょう。
あまりに早く書きすぎると、式当日の感情が反映されない可能性があります。
完成したあとには、修正や読む練習を行い、十分に気持ちが伝えられるようにしましょう。
2:便せんの選び方
手紙を書く際には、適切な便せんを選ぶことが大切です。
結婚式にふさわしい上質な便せんを選び、ドレスや会場の雰囲気に合わせたデザインを考慮しましょう。
巣立ちの記念として家族が長くもつことも意識し、上質かつ花嫁の方や家族の好みを表現できるものが適しています。
・便せんの例
サムシングブルーをテーマにした青い便せんや、アクリル板にコラージュするスタイル、リースやブーケを添えた華やかなデザインなどがあります。
3:BGMの選定
手紙を読む際のBGMも重要です。
それぞれに合わせ、ボーカルの有無やテンポ感を検討しましょう。
オルゴールの音色やクラシック、ジャズなど、手紙の内容に合わせた曲を選ぶと、より感動的な雰囲気を演出できます。
4:読み方のコツ
手紙を読む際は、ゆっくりと語りかけるようにしましょう。
特に重要なメッセージは、宛てた人の顔を見ながら伝えることで、さらに心に届きます。
事前の練習も重要で、内容を覚えておくと安心です。
□まとめ
結婚式の手紙は、ゲストへの感謝と両親への愛情を伝える大切なアイテムです。
書き出しから、NGワードの避け方、準備と読み方のコツまで、今回ご紹介したポイントを活用して、感動的で心に残る手紙を書いてみましょう。
正しい準備と心からの言葉が、忘れられない結婚式の一コマとなるでしょう。








