結婚という人生の大きな節目を迎えるにあたり、カップルにとって重要なのは、結婚資金の計画です。
結婚式、新婚旅行、新居の準備といった幸せなスタートを切るためには、資金計画の重要性は言うまでもありません。
しかし、具体的にどれくらいの資金が必要なのか、どのようにしてその資金を準備するのかという疑問が生じます。
そこで今回は、結婚資金の平均的な必要額から、その貯め方までを解説し、これから結婚を考えるカップルに役立つ情報を提供します。
□結婚資金はどのくらいかかる？
結婚資金には、さまざまな費用が含まれます。
ゼクシィ結婚トレンド調査2022によると、全国平均で371.3万円が必要とされています。
この金額は、結納式・両家顔合わせ、婚約・結婚指輪、結婚式・披露宴、新婚旅行、そして新生活の家具や家電にかかる費用を含んでいます。
具体的な内訳を見てみましょう。
1:結納式・両家顔合わせの費用
平均で16.6万円が必要です。
結納は日本の伝統的な儀式で、両家の顔合わせ食事会として行う場合もあります。
2:婚約・結婚指輪の費用
婚約指輪は平均35.8万円、結婚指輪は2人で平均26.1万円が必要です。
この指輪は、結婚の証として大切な役割を果たします。
3:結婚式・披露宴の費用
全国平均で303.8万円が必要とされています。
結婚式・披露宴の費用は、招待人数や挙式の形式によって変動します。
4:新婚旅行の費用
平均29.6万円が必要です。
新婚旅行の費用は、旅行の形式や手段、ツアーやパッケージの利用の有無などによって大きく変動します。
また、ホテルのクラスや部屋のグレード、滞在日数、お土産代なども費用に影響を与えますので、予算に合わせて計画することが重要です。
5:新生活の家具や家電の費用
平均69.3万円です。
新居の状況に応じて、家具や家電の購入が必要になります。
これらの費用は、両親からの援助や結婚祝い金で一部を賄える場合もありますが、自己負担で準備する必要がありますよ。
□結婚資金はいつからためる？
結婚を控えたカップルにとって、結婚資金の準備は極めて重要です。
しかし、「いつからためるべきか」という疑問は多くの人が抱える共通の悩みです。
また、以上の疑問に対しては一概に答えられないため、ここでは、結婚資金を効果的に貯めるためのステップについて解説します。
1:負担割合を決める
結婚資金を計画する最初のステップは、負担割合を決めることです。
これには、招待した人数によって割る方法や、収入の差に応じて決める方法などがあります。
カップル間の公平性を考慮しつつ、最も適切な方法を選びましょう。
2:目標と現実のギャップを認識する
次に大切なのは、目標額と現実のギャップを認識することです。
結婚に必要な費用を把握し、現時点でどれくらいの資金を用意できるかを確認します。
固定費や浪費を見直すことも、資金計画には欠かせません。
3:具体的な貯蓄計画を立てる
実際の貯蓄計画を立てる際には、具体的な金額と期間を定めることが重要です。
例えば、5年後の結婚を目指す場合、目標貯金額から毎月どれくらい貯める必要があるのかを計算し、計画的に貯蓄を進めましょう。
結婚資金の貯蓄は、単にお金を貯めるだけではなく、将来の生活設計の一部です。
いつからため始めるべきかは、カップルのライフプランや経済状況によって異なりますが、計画的に取り組むことで、結婚という新しい人生のスタートを安心して迎えられるでしょう。
□効果的な結婚費用の貯め方5選
結婚資金を効率良く貯めるためには、具体的で実践的な方法が必要です。
以下に5つの効果的な貯蓄方法を紹介します。
これらの方法を活用することで、結婚に向けた資金計画をスムーズに進められるでしょう。
1:毎月先取り貯金をする
毎月のお給料から一定額を先に貯金する「先取り貯金」は、結婚費用を貯めるための確実な方法です。
給料が入ったらすぐに貯金し、残りの金額で生活することで、計画的に資金を貯められますよ。
2:生活費を見直す
日々の生活費を見直すことで無駄な出費を減らし、その分を貯金に回せますよ。
電気代、スマホ代、インターネット代、サブスクリプション代など、固定費を見直して節約しましょう。
3:衝動買いを控える
衝動買いは、思わぬ出費の原因になります。
購入前に「本当に必要か」と自問自答することで、無駄遣いを防ぎ、貯金に回せる金額を増やせますよ。
4:家計簿をつける
家計簿をつけることで支出を可視化し、無駄な出費を削減できます。
家計簿によって支出を管理し、効率的に貯金を進めましょう。
5:ポイントやクーポンを活用する
日常の買い物でポイントやクーポンを活用することで、実質的な支出を減らし、その分を貯金に回せるのです。
ポイントやクーポンの活用は、賢い節約術の一つですよ。
□まとめ
結婚資金の計画は、カップルにとって重要なステップです。
必要な資金額を理解し、負担割合を決め、そして効果的な貯金方法を実践することで、結婚に向けての準備を安心して進められます。
毎月の先取り貯金、生活費の見直し、衝動買いの抑制、家計簿の利用、ポイントやクーポンの活用など、具体的な方法を用いて資金計画を立てましょう。
これらのステップを踏むことで、結婚という新しい生活の始まりに向けて資金を準備してみませんか。
