結婚式の準備は、新郎新婦にとって大切なイベントであり、その準備には親のサポートが不可欠です。
特に子どもを持つ親にとっては、子どもの大切な日をスムーズかつ印象深いものにしたいという願いが強く、そのための具体的な準備と注意点を把握することが重要です。
結婚式での親の役割は多岐にわたり、衣装選びから親族への連絡、式当日の振る舞いまで、細かな注意が求められます。
そこで今回は、結婚式の準備に焦点を当て、花嫁の母が失敗しないためのアドバイスをお伝えします。
□花婿や花嫁の父母が結婚式までに準備することって？
結婚式の主役は新郎新婦ですが、親もやるべきことが沢山あります。
ここでは、6つの準備するべきことをご紹介します。
1:衣装の調整
結婚式では、親の衣装選びも重要な要素です。
特に、新郎新婦と親の服装の格は合わせる必要があります。
たとえば、父親はタキシードやモーニングコート、母親は和装なら黒留袖、洋装ならロングドレスが一般的です。
和装と洋装を揃える必要はありませんが、服装の格は合わせることがマナーとされています。
さらに相手方の両親とも服装の格を調整することが求められるため、相手方の両親と当日の服装について事前に確認しましょう。
子どもを通して確認するのも一つの方法です。
2:親戚への結婚報告
親族への結婚報告と披露宴の出席依頼は、親がアドバイスするとスムーズに進みます。
特に親交のある親戚は、子ども本人からも連絡を入れると喜ばれますよ。
3:お車代の準備
一般的には、遠方からのゲストにはお車代を用意します。
ただし、間柄が親族の場合は親が準備することが多いです。
金額としては、交通費の全額を提供するのが望ましいですが、難しい場合は半額を渡すことも考慮しましょう。
お車代を渡すタイミングについては、式の前後に会える場合は直接手渡しを行い、式当日にしか会えない場合は受付係の方にお願いするようにしましょう。
4:会場入りの時間確認
結婚式当日の会場入りの時間については、新郎新婦に確認する必要があります。
特に新婦の母親の場合は、着付けを会場で行うかどうかも確認しましょう。
一般的には、着付けなどを会場で行う場合は2~3時間前に会場入りし、それ以外の場合は1時間30分前~2時間前が目安とされています。
5:交通手段の確認
結婚式会場へのアクセス確認は忘れがちなことです。
予期せぬ交通トラブルに備えるため、交通手段と所要時間は最低限調べておきましょう。
さらに、シャトルバスの有無や時刻表、親族専用の駐車場の有無も確認しておくことが安心です。
このような準備は、結婚式をスムーズに進行させ、トラブルを防ぐために重要です。
□結婚式の直前に行うべきことってなに？
結婚式直前の準備には、親族紹介と受付対応が欠かせません。
これらは、結婚式のスムーズな進行と、両家の親族間の調和を図る上で大切な役割を果たします。
特に親族紹介は、両家の絆を深める貴重な機会となり得ます。
以下のポイントについてご紹介します。
1:親族紹介の準備
両家顔合わせでは、たいていの場合、両家の父親が親族を代表してご紹介します。
事前に挨拶文や親族の名前、紹介する順序を準備し、練習しておくことが大切です。
特に名前や読み方が複雑な親戚がいる場合、事前の確認は必須です。
2:受付係とスタッフへのお礼と心付け
受付を担当する友人や、当日お世話になるスタッフへのお礼や心付けの準備が必要です。
お礼や心付けを渡すタイミングや、対象者ごとの内容を事前にリストアップしておくと良いでしょう。
当日の朝ではなく、前日までには準備を完了しておくことが望ましいです。
親族紹介や受付対応の準備は、結婚式当日の忙しさを考慮し、事前にしっかりと行うことが大切です。
これにより、結婚式当日はスムーズに、そして心穏やかに進められるでしょう。
□両親が気を付けるべき失敗しないための結婚式のマナー
結婚式は、新郎新婦だけでなく、その両親の行動も注目されます。
特に両親のマナーは、式全体の印象に影響を与えるため、注意が必要です。
以下に、両親が意識すべきマナーについて解説します。
1:服装のマナー
両親の服装は、新郎新婦と格を合わせることが基本です。
父親はモーニングコートや紋付袴、母親は黒留袖やロングドレスが適切です。
カジュアルなレストランウェディングでは準礼装でも良いですが、両家の服装の格がずれないように注意しましょう。
2:挨拶回りでの飲酒のマナー
挨拶回りでは、飲酒量に注意し、主役である新郎新婦をサポートする役割に徹しましょう。
飲みすぎてしまわないよう、適度に控えめに飲むことが肝心です。
3:ハンカチの用意
結婚式では感動的な瞬間も多いため、ハンカチの準備が必要です。
シルクや綿素材の無地、レース付きなど、フォーマルなシーンにふさわしいハンカチを選びましょう。
□まとめ
子どもの結婚式を控える親にとって、準備とマナーの知識は式を成功させるために不可欠です。
衣装選びから親族への連絡、式当日の振る舞いまで、細かな準備が求められます。
特に、服装の格の調整、親族紹介の準備、受付対応、そして式当日のマナーには注意を払うことが重要です。
これらの準備をしっかり行うことで、子どもの大切な日をスムーズかつ印象深く進められるでしょう。
親としての役割を十分に果たすためにも、これらの点を念頭に置きながら準備を進めていくことが大切ですよ。
