親族だけで結婚式を挙げようかと考えているカップルは少なくありません。
しかし、周囲の結婚式とは異なるスタイルであるため、不安や疑問も多いのではないでしょうか。
親族のみの結婚式は、どのようなメリット・デメリットがあるのか、また、実際にはどれくらいの割合で選ばれているのか、気になりますよね。
今回は、親族のみの結婚式の現状や傾向、メリット・デメリット、そして成功のためのポイントを分かりやすくご紹介します。
結婚式を身内だけで挙げる割合と傾向
親族のみの結婚式を選ぶカップルの増加傾向
近年、親族のみで結婚式を挙げるカップルが増加傾向にあります。
少人数でアットホームな雰囲気の中で、大切な人たちと心温まる時間を過ごしたいというニーズの高まりが背景にあります。
結婚式全体のスタイルが多様化する中で、親族中心のシンプルな結婚式が選ばれるケースが増えているのです。
少人数結婚式全体の割合と比較
少人数結婚式全体における、親族のみの結婚式の割合は、全体の約1割程度と推定されています。
少人数結婚式全体の中では、友人や親戚の一部を含むケースも含まれるため、親族のみの結婚式は、少人数結婚式の中でもさらに割合が低いと言えます。
しかし、少人数結婚式全体の増加傾向と合わせて、親族のみの結婚式を選ぶカップルも増加していると言えるでしょう。
年齢層別の傾向と背景
親族のみの結婚式は、特に30代後半以上のカップルに多く見られます。
年齢を重ねるにつれ、本当に大切な人たちとじっくり時間を過ごしたいという思いが強くなること、また、ライフスタイルの変化（再婚、子育てなど）によって、大人数での華やかな結婚式よりも、親族中心の落ち着いた式を望む傾向があることが考えられます。
地域差やライフスタイルとの関連性
地域差については、都市部の方が親族のみの結婚式を選ぶ割合が高い傾向があります。
これは、都市部では少人数に対応した結婚式場やレストランの選択肢が多いこと、また、遠方からのゲストへの配慮から少人数化が進む傾向にあることが要因として挙げられます。
ライフスタイルとしては、共働き世帯や、子育て中の世帯において、準備の手間や費用を抑えられる少人数結婚式が選ばれる傾向が見られます。
今後の少人数結婚式
少人数結婚式、特に親族のみの結婚式は、今後も増加傾向が続くと予想されます。
費用や準備の簡素化、アットホームな雰囲気といったメリットに加え、コロナ禍を経て、大切な人たちと質の高い時間を共有することに価値を見出す人が増えていることが要因として考えられます。
身内だけの結婚式のメリット・デメリットを徹底解説
費用を抑えられる
親族のみの結婚式は、招待客の人数が少ないため、料理や引き出物、会場費など、多くの費用を抑えることができます。
大人数の結婚式と比較して、総費用を大幅に削減できる可能性があります。
余分な費用を新婚旅行や新居の準備などに充てることも可能です。
準備の手間が軽減される
招待客が少ない分、招待状の作成や発送、出席確認などの準備の手間が軽減されます。
席次表の作成や会場との打ち合わせなども、大人数の結婚式に比べて簡素化できます。
忙しいカップルにとって、時間的な負担を大きく減らせるメリットがあります。
アットホームな雰囲気で進行できる
親族のみの結婚式は、親しい人たちだけで囲まれたアットホームな雰囲気の中で行うことができます。
親族同士の会話も弾みやすく、リラックスした、温かい雰囲気の中で結婚式を挙げることができます。
ゲストとの密なコミュニケーションが可能
少人数であるため、新郎新婦はすべてのゲストと十分なコミュニケーションを取ることができます。
一人ひとりとゆっくりと話をしたり、写真を撮ったりする時間を作れることは、大人数の結婚式では難しいことです。
会場選びの選択肢が狭まる可能性
少人数に対応している結婚式場は、大人数に対応した会場に比べて少ない場合があります。
希望する会場が少人数では利用できない、もしくは、会場の広さに比べて人数が少なく、寂しい印象になってしまう可能性も考慮する必要があります。
ゲスト一人当たりの費用が高くなる可能性
人数が少ない分、一人当たりの費用は高くなる可能性があります。
しかし、全体費用としては少人数の方が安くなるケースが多いので、費用全体をみて検討することが大切です。
演出の選択肢が限られる可能性
大人数の結婚式でできるような大規模な演出は、少人数では難しい場合があります。
しかし、少人数だからこそできる、アットホームな演出で十分に魅力的な結婚式を挙げることができます。
友人との思い出作りが少なくなってしまう可能性
友人たちを招かないことで、友人との思い出作りが少なくなる可能性があります。
しかし、親族との絆を深める良い機会となり、また、後日友人たちと改めてお祝いをする機会を作ることもできます。
まとめ
今回は、親族のみの結婚式の割合、メリット・デメリット、そして成功のためのポイントについて解説しました。
親族のみの結婚式は、費用や準備の手間を軽減し、アットホームな雰囲気の中で大切な人たちと心温まる時間を過ごせるというメリットがあります。
一方で、会場選びの制限やゲスト一人当たりの費用が高くなる可能性など、デメリットも考慮する必要があります。
しかし、事前にしっかりと準備を行い、自分たちに合ったスタイルで結婚式を挙げれば、心に残る素敵な一日となるでしょう。
親族中心の結婚式を検討する際には、この記事で紹介した情報を参考に、自分たちに最適な方法を考えてみてください。
