結婚するなら知っておきたい!婚姻届の提出の流れと書き方

結婚は人生における大きな決断であり、多くの準備が必要となります。
その中でも、公的に結婚を認めてもらうための手続きである「婚姻届の提出」は、スムーズに進めたいものです。
しかし、婚姻届の提出には、必要な書類や手続き、記入方法など、意外と知らないことが多く、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、結婚を控えたカップルに向けて、婚姻届の提出に関する情報を詳しく解説していきます。
婚姻届の提出までの流れ、書き方、提出後の手続きまで、分かりやすく解説することで、安心して結婚準備を進められるようにサポートします。

□婚姻届提出までの流れ

結婚を公的に認めてもらうためには、婚姻届を提出する必要があります。
婚姻届は、夫または妻の住所地か、本籍地の市区町村役場(またはセンター)で入手できます。
婚姻届の提出は、結婚式のタイミングで行う方もいれば、新居への引越しと同時に行う方もいます。

婚姻届の提出までの流れは以下の通りです。

1:届出用紙の準備

まずは、婚姻届の用紙を手に入れましょう。
夫または妻の住所地か、本籍地の市区町村役場(またはセンター)で「婚姻届の用紙をください」と伝えれば、もらえます。
書き損じに備え、2~3枚もらっておくと安心です。

2:戸籍謄本の用意

婚姻届を提出する際には、戸籍謄本が必要です。
戸籍謄本は本籍地の窓口で発行できます。
発行には、本人確認書類の提示が必要なので、免許証やパスポートなどを持参しましょう。

3:婚姻届の記入

婚姻届は、ていねいに記入します。
必要事項を記載し、夫婦それぞれが署名・捺印します。
印鑑は認印でかまいませんが、必ず朱肉を使って押しましょう。
また、夫婦で同じ印鑑は使用できません。
別々の、旧姓の印鑑を用意しましょう。

4:証人2人の署名

婚姻届には、証人2人の署名・捺印が必要です。
証人の2人には、事前に依頼をしておきましょう。
一般的には父母にお願いすることが多いですが、友人、知人に承認してもらってもかまいません。
証人の印鑑も認印で問題ありませんが、別々の印鑑で押してもらいましょう。

5:提出

証人の署名がもらえたら、市区町村役場(またはセンター)の窓口に届出を提出します。
内容に不備があったときに対応できるよう、できれば本人が行くのが望ましいです。
提出の際には、下記のものを持参します。

・婚姻届
・戸籍謄本
・持参する人の本人確認書類
・2人の印鑑(不備の訂正ができるよう念のため)

□婚姻届の書き方

婚姻届の記入は、正確に行うことが重要です。
ここでは、婚姻届の記入項目を一つずつ丁寧に解説していきます。

1:届出日

届出日は、婚姻届を提出しに行く日です。
届出日に入籍した日となります。
例えば、希望の入籍日が土曜日の場合、役所に提出しに行くとその場では受理されませんが、翌受付日に確認されます。
内容に不備がなければ土曜日(届出日)が入籍日として受理されたことになります。

2:氏名

両名の氏名、姓の変わる人は旧姓を記入します。
旧字体が正しい場合があるので、必ず確認しましょう。
役所に申し出れば新字体に変更することもできます。

3:住所

婚姻届を提出する時点での、住民票に記載された住所と世帯主を記入します。
夫婦の住所が同じ場合には、妻の住所は「夫に同じ」と記入します。

4:本籍

両名の本籍を記入します。
本籍地は住民票の住所と異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

5:父母の氏名・父母との続柄

両名の父母の氏名・続柄を記入します。
基本的には母の姓を書く必要はありません。
両親が離婚している場合は、両方の現在の姓を書きましょう。
両親か、またはどちらかが死亡しているケースでも、空欄にせず記入します。

6:婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍

婚姻後の夫婦の氏と新しい本籍を記入します。
新居の住所やどちらかの実家、または本籍地にするケースが一般的です。
チェックを打ったほうが新戸籍の筆頭者となります。

7:同居を始めたとき

結婚式を挙げた日か同居を始めた日(又はその予定の日)の、早い方を記入します。
未定の場合には空欄で構いません。

8:夫婦の職業

国勢調査のある年だけ記入する欄です。
該当している場合は、役所の窓口に職業一覧表を参考に、両者の職業を記入します。
具体的な会社名の記入は必要ありません。

9:届出人署名押印

婚姻前の姓名を記入し、姓の変わる人は旧姓の印鑑を使用します。
印鑑登録のない「認印」でも問題ありませんが、「ゴム印」は使用できません。

10:連絡先

住所や電話番号など、日中連絡が取れる連絡先を記入します。

11:証人

婚姻届を提出する際には、それぞれ証人が必要です。
親や兄弟、仲人、友人など、成人していれば誰でも構いませんが、必ずそれぞれの自筆で署名をもらってください。
合わせて、生年月日・住所・本拠地の記入を済ませ、印鑑を押してもらいましょう。
但し、承認二人の苗字が同じ場合はそれぞれ別の印鑑を用意してもらう必要があります。

□婚姻届提出後の手続き

婚姻届を提出した後も、いくつかの手続きが必要です。
忘れずに済ませられるように、具体例を挙げて解説していきます。

1:各種名義変更

婚姻届の提出後、これまで登録していた名義を変更する必要があります。
その際に、住民票が必要なことがあるので、変更時に必要となる書類を事前に確認しておきましょう。

・運転免許証
・パスポート
・銀行口座
・クレジットカード
・保険関連
・マイナンバーカード

2:社会保険関連の名義変更

入籍後は今後の働き方や生活プランにあわせて、健康保険と国民年金の種類の変更を行う必要があります。
健康保険は、これまで通り働く場合は会社が変更を行ってくれますが、退職して扶養に入る場合は、自身で手続きを行う必要があります。
また、国民年金については、加入している年金の種類によって手続きが異なるため、事前に確認しておきましょう。

□まとめ

婚姻届の提出は、結婚の準備において重要な手続きです。
この記事では、婚姻届の提出までの流れ、書き方、提出後の手続きについて詳しく解説しました。

婚姻届の提出は、結婚を公的に認めてもらうだけでなく、夫婦として新しい人生をスタートさせるための第一歩です。
この記事を参考に、スムーズかつ安心して婚姻届を提出できるよう、準備を進めていきましょう。

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