知人の結婚式を思い出に残る満足できる結婚式にしたいとお考えの方の中には、親族の結婚式のマナーについて知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、親族の結婚式に参加するときに意識したいこと、親族の結婚式に参加するときの服装マナー、親族の結婚式に参加するときの注意点についてご紹介します。
□親族の結婚式に参加するときに意識したいこと
結婚式に親族として参加する際に心に留めておくべきことは、いくつかあります。
まず、自分がホスト側の立場にあることを認識することが重要です。
結婚式では新郎新婦を祝福する立場にあり、一般のゲストを歓迎する役割を果たします。
そのため、礼儀正しい振る舞いや配慮が求められます。
例えば、挨拶回りやゲストの案内など、通常のゲストには求められないことも、ホストとしての責任ですので、積極的に行う必要があります。
また、結婚式は新郎新婦のお披露目の場でもあります。
親族として参加する場合、相手側の家族や親族と初対面になることもあります。
その際は、良い印象を与えるよう心がけましょう。
マナーや配慮に気を配り、相手側の家族や親族との交流を大切にすることが大切です。
笑顔での挨拶や丁寧な言葉遣い、そして親しみやすい態度で接することで、相手側に良い印象を与えられます。
さらに、結婚式は新郎新婦にとって特別な日であり、素晴らしい思い出となるはずです。
親族としての役割は、その素晴らしい思い出作りを支えることも含まれます。
積極的に参加し、新郎新婦を支えることで、彼らの幸せな一日をより特別なものにする手助けをすることが重要です。
□親族の結婚式に参加するときの服装マナー
結婚式における親族の服装について、留意すべきポイントがあります。
まず、父親の場合は正礼装が一般的です。
昼の挙式や披露宴ではモーニング、夜の場合は燕尾服が好まれます。
モーニングは曲線的なジャケットと縦縞のスラックス、燕尾服は背面が長くツバメの尾のようなデザインが特徴です。
神社や神殿での和婚の場合は、紋付羽織袴が適切ですが、洋装のモーニングも一般的です。
母親の場合は、昼の場合は黒留袖やアフタヌーンドレス、夜の場合はイブニングドレスが好まれます。
洋装の場合は、肌の露出が少なくシックなセミアフタヌーンドレスが適しています。
カジュアルな結婚式ではセミアフタヌーンドレスやワンピースも選択肢に入りますが、黒のドレスは避けるよう注意が必要です。
兄弟や姉妹の場合、男性はブラックスーツやタキシードが一般的であり、女性は振袖や色留袖、訪問着、セミドレス、カクテルドレスが適切です。
結婚式のスタイルや立場、年齢によって異なりますが、フォーマルな装いと清潔感ある髪型を心がけましょう。
親戚としての結婚式参列の場合は、一般のゲストと同様のスタイルを参考にし、男性はブラックスーツやダークスーツ、女性は和装なら色留袖や訪問着、洋装ならフォーマルワンピースが一般的です。
フォーマルで控えめな装いを心がけましょう。
神前式や和婚の場合は和装を選ぶのがおすすめです。
母親は黒留袖、姉妹は振袖や訪問着が適しています。
授乳中の子供がいる場合や二次会の手伝いをする場合には、動きやすいワンピースやセットアップを検討しましょう。
家族だけの結婚式では、両家の服装の格式を揃えることが重要です。
海外挙式の場合はリゾート地にふさわしいカラーを選び、現地の正装に合わせることもあります。
新郎新婦の意向を尊重し、親族間で服装を調整しましょう。
□親族の結婚式に参加するときの注意点
披露宴において、親族のマナーについて考えてみましょう。
まず、披露宴では一般の招待客と同様に、宴を盛り上げるために協力することが重要です。
お酌や挨拶まわりについて、親族が積極的に行うことがありますが、過度に目立つ行動は避けるべきです。
お酌はほどほどにし、洋式の披露宴ではスタッフがお酒を注ぐ役割を担います。
親族がゲストに対して目立つような行動を取るのは避け、控えめな振る舞いが望ましいでしょう。
また、親族としての立場を理解し、親戚ぶった態度を取らないことも重要です。
新郎新婦との写真撮影や昔話を独占することは避け、他のゲストと同様に楽しいひとときを共有しましょう。
退屈そうな態度を見せることも避け、笑顔で素敵な雰囲気を作ることが求められます。
閉宴後の退場についても、ゲストの後に控えめに退場することがマナーです。
退場の列が途切れるまで座って待ち、ゲストの後に心地よく退場するよう心がけましょう。
最後に、親族は主催者でありながらも招待客という二重の立場を持っています。
新郎新婦に対しては祝福の気持ちを示し、ゲストに対しては感謝の気持ちを持って謙虚に接することが重要です。
□まとめ
結婚式に親族として参加する際に心に留めておくべきことは、自分がホスト側の立場にあることを認識すること、相手側の家族や親族との交流を大切にすることが挙げられます。
また、父親の場合は正礼装が一般的です。
母親の場合は、昼の場合は黒留袖やアフタヌーンドレス、夜の場合はイブニングドレスが好まれます。
本記事が親族の結婚式のマナーについて理解を深める参考になれば幸いです。
