伝統的な結婚式に疑問を持ち、新たな結婚の形を探求する現代のカップルにとって、「ナシ婚」という選択肢は、新しい可能性を提示します。
本記事では、「ナシ婚」とは何か、その背後にある社会的な動向や個々の価値観を掘り下げながら、結婚式を行わないことのメリットとデメリットを紹介します。

□ナシ婚とは?どうして結婚式をしない家庭が増えているの?
*ナシ婚の背景
ブライダル総研によると、入籍のみで結婚式をしないカップルは全体の約20%に上ります。
こうした現象を「ナシ婚」と称し、経済的な理由や授かり婚、セレモニーへの嫌悪感などが主な理由とされています。
1:経済的事情と実用性
結婚式は高額であり、多くのカップルは新婚旅行や新生活のための資金を優先します。
新しい住居や家具への投資を重視する傾向や、新婚旅行でお金を使う傾向が強まっているのです。
2:授かり婚の現実
体調や周囲の反応を考慮し、授かり婚の際には結婚式を避けるケースが増加しています。
妊婦のつわりはつらく、結婚式の緊張感と共に経験することは新婦にとっては大変でしょう。
また、安定期になった後も、親世代や周りの反応が心配になることもあります。
さらに、妊娠していくお腹に合うウェディングドレスが限られていることも懸念材料です。
一生に一度の結婚式で綺麗でかわいい姿を披露したいという新婦の希望にそぐわない可能性が高いのです。
3:セレモニーへの抵抗感
自分たちが主役となるセレモニーに対する嫌悪感や緊張感がナシ婚の選択に影響しています。
伝統的なウェディングドレスへの憧れがない、または自分たちに合わないと感じるカップルも存在するでしょう。
これらの理由は、現代社会の価値観や経済的な背景、さらには個人の心理状態を反映しており、伝統的な結婚式に代わる新しい選択肢としての「ナシ婚」が増えていることを示しています。
□結婚式を挙げないと離婚率は高くなるって本当?
アニベルセル総研の調査によると、結婚式を挙げない夫婦の離婚率は、初婚では16%、再婚では80%とされています。
一方、結婚式を挙げたカップルの離婚率は初婚で65.5%、再婚で13.4%です。
これらのデータは、結婚式が離婚率に直接的な影響を及ぼすという単純な結論を導くものではありません。
*離婚率が高まる原因とは?
では、離婚率が高まる原因はどんなものがあるでしょうか?
ここでは、2つの原因を紹介します。
・結婚した実感が湧いてこない
・困難を乗り越えた経験がない
結婚式を挙げることによって夫婦間の絆が形成され、結婚への実感が増えるとされています。
結婚式を通じて、夫婦が共に困難を乗り越える経験をすることが、絆を深める要素となり得るでしょう。
ほかにも、離婚率は結婚式の有無だけでなく、経済的、心理的、社会的な多くの要因に左右されます。
初婚と再婚では、離婚に至る理由や背景が異なることも、統計データに反映されています。
結婚式は、単に伝統的な儀式ではなく、夫婦の新たなスタートを象徴する重要なイベントです。
しかし、それがすべてのカップルにとって必要不可欠なものかは、個々の価値観や事情により異なります。
このように、結婚式を行うか否かは、離婚率に直接的な影響を与えるというよりは、カップルの関係性や価値観、社会的背景など、さまざまな要素が複雑に絡み合う中での一つの選択肢に過ぎません。
それぞれのカップルにとって最適な結婚の形を見つけるためには、これらの要因を総合的に考慮する必要があります。
□結婚式をしないメリットとデメリットをご紹介!
結婚式を挙げるかどうかは、多くのカップルにとって重要な決定事項です。
ここでは、結婚式を行わないことのメリットとデメリットを紹介します。
*結婚式を行わないメリット
・費用の節約
・ストレス回避
・ゲストの負担減
結婚式をしないことで、結婚式にかかる費用を新婚旅行や新居への投資に回せるでしょう。
また、招待客への負担を考慮する必要がなく、よりプライベートなスタートを選べます。
*結婚式を行わないデメリット
・後悔の可能性
・交流の機会の喪失
・親族の期待
人生の大切な節目を祝う機会を逃すことへの後悔が生じる可能性がある上に、友人や職場の人間関係を深める場としての結婚式の価値を失ってしまいます。
ほかにも、親族からの反対や周囲の期待に応えられないかもしれません。
もし、結婚式に対しての懸念事項がある場合、紙に書き出して対策を考えることもおすすめですよ。

□まとめ
本記事では、結婚式を行わない「ナシ婚」の背景と結婚式の有無が離婚率に与える影響、さらには結婚式を行わないことのメリットとデメリットを掘り下げてきました。
結婚式は伝統的な意義を持つ一方で、現代の価値観やライフスタイルに合わせた選択が可能です。
結婚式を挙げるかどうかは、単に離婚率の統計に基づくものではなく、カップルそれぞれの価値観、経済状況、心理的な要因を総合的に考慮した上での決定であるべきです。
最終的には、自分たちにとって最適な結婚の形を見つけることが最も重要であり、その選択はそれぞれのカップルに委ねられています。
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