結婚式の準備を進めている方もいらっしゃることでしょう。
中には「結婚式で持つブーケを決めないといけないけれど、やっぱり人気色の白色を選んだ方が良いのだろうか」と悩まれている場合もあるかもしれません。
今回は、結婚式のブーケとは何か、色の選び方、ブーケのトレンドについて解説します。

□結婚式のブーケとは?
*ブーケの由来
結婚式で花嫁が持つブーケ、そもそも何かよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ブーケは入場のときに花嫁が手元にもつウエディングアイテムです。
ブーケの由来はいくつかありますが、ここではその中でも有名な1つをご紹介します。
昔、ヨーロッパで求婚するときに、野の花を摘んで花束にして男性が女性に差し出したのがはじまりです。
男性から女性に花束が差し出され、女性が「結婚しても良い」と返事をするときに、花束の中から一輪の花を取り出して、男性の胸ポケットにさしました。
これが、ブートニアという新郎が身に着けるもののはじまりです。
*ブーケの種類
ブーケは花束のことであるため、1種類しかないように感じるかもしれませんが、ブーケには主の5つの種類があります。
1.ラウンドブーケ
半円形にお花を集めた丸い形のブーケのことをラウンドブーケといいます。
バラやガーベラを使うと可愛らしい印象になり、白一色にすると大人っぽい印象になります。
使うお花によって印象を変えられるため、どんなドレスにも合う、最も一般的なブーケです。
2.キャスケードブーケ
滝という意味のあるブーケのことをキャスケードブーケといいます。
滝という意味をもつ通り、下に向かって流れるようなイメージでつくられています。
また、カサブランカというお花をメインにつくられるデザインが一般的で、マーメイドラインのドレスやAラインのドレスといった品のあるドレスに良く合います。
3.クラッチブーケ
わざと茎の部分を見せて握るブーケのことをクラッチブーケといいます。
クラッチブーケには「ぎゅっと掴む」という意味をもちます。
昔は、カラーのような茎の太い花を数本束にしたものが主流でしたが、現在は、色鮮やかな花を集めたものであったり、野の花のような小花を集めたものであったり、デザインは多岐にわたります。
4.リースブーケ
わっかの形をした丸いデザインのブーケのことをリースブーケといいます。
このブーケはナチュラルウエディングを希望する人におすすめです。
終わりのない輪は永遠を意味し、縁起が良いです。
5.ボールブーケ
丸い円形で、和装の衣装でもつブーケのことをボールブーケといいます。
腕にかけてもつ、握って持たないブーケであり、ハンキングブーケともいいます。
ハンキングブーケには、ボールブーケの他にも、カゴブーケやバッグ型ブーケなどのデザインがあります。
お色直しのブーケにおすすめのブーケです。
□ブーケの人気色は白?
ブーケといえば、白というイメージをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、結婚式のブーケは白色でなくても問題はありません。
白色は純潔を表すことから、結婚式で使われることが多いだけで、ブーケの色に決まりはありません。
というと、何色を選べば良いのかわからなくなる場合もあるかもしれません。
そこで、ここではブーケの色の選び方をご紹介します。
*ドレスと合わせる
お色直しをしたらカラードレスを着ることも多いでしょう。
挙式のときは白いウエディングドレスに白いブーケが一般的ですが、カラードレスのときはブーケの色に困ってしまうかもしれません。
そのようなときには以下を参考にしてみてください。
・ピンクのドレスには同系色のブーケ
ピンクのドレスを着る場合は、同系色であるピンクや赤、茶色、赤紫のブーケがおすすめです。
ドレスと全く一緒になるとブーケが目立たないため、色の濃淡は検討しましょう。
・ブルーのドレスには青色と白色のブーケ
ブルーのドレスは青色と白色のブーケにすると、エレガントな印象になります。
*会場と合わせる
結婚式では会場にも装花があります。
装花とブーケの色を合わせなければならないことはありません。
しかし、統一感を大切にしたいのであれば、同系色でブーケの色も決めることをおすすめします。
□ブーケのトレンド
これまでブーケの種類や選び方をご紹介してきました。
定番のブーケは以上のとおりですが、最近では定番ではないブーケを選ぶ花嫁も増えています。
ここでは2つご紹介します。
・ドライブーケ
くすんだカラーやダークカラーの花を使うことでアンティークな印象になるブーケです。
ドライフラワーを使うことで一気におしゃれになります。
・グリーンブーケ
緑色の葉っぱをメインにつくられたブーケです。
清楚で上品な印象になります。

□まとめ
結婚式で花嫁がもつブーケにはさまざまな種類があります。
挙式のときは白色のブーケが一般的ではありますが、白色以外を選んでも問題はありません。
お色直し後のカラードレスには、ドレスに合う色のブーケや会場の装花に合うブーケを選ぶと良いでしょう。
また、最近は定番のもの以外にも、ドライブーケやグリーンブーケを選ぶ花嫁も増えているため、参考にしてみてください。








