「身内だけの結婚式で行う新郎の父親の挨拶のポイントを教えてほしい。」
挨拶をどの構成でまとめるべきかよくわかりませんよね。
挨拶では、全体を通してあまり砕けすぎないように気をつけましょう。
この記事では新郎の父親による挨拶の基本構成や挨拶を成功させるためにポイント、挨拶の注意点を解説します。

□新郎の父親による挨拶の基本構成とは
実際に親族を代表して挨拶をする時、どのような構成で話すべきかわかりませんよね。
挨拶は3部構成で考え、簡潔に伝わりやすい文章にすることを心がけましょう。
基本的な構成は、序盤に自己紹介やゲストへの感謝、中盤に新郎新婦へのメッセージ、終盤に力添えのお願いや締めの挨拶です
これらの内容を盛り込んで、充実した挨拶をしましょう。
親族による挨拶の長さは、およそ1から3分です。
文字数は、およそ400字から1000字です。
また、挨拶の時間は、長すぎず簡潔にすることを意識しましょう。
挨拶の内容は新郎新婦の生活や仕事、ライフスタイルによっても変わります。
例文を参考にすることによっても的確にできる可能性がありますが、ぜひご自身でこれまでの思い出を交えながらしっかりと考えてくださいね。
□挨拶を成功させるためにポイントとは
1つ目のポイントは、祝福を前面に押し出すことです。
最近では、新郎新婦の2人がお世話になった人たちをおもてなしするおもてなし婚も人気です。
それに伴って、会場の決定から結婚式の内容、支払いまでを全て2人で完結させるという結婚式も少なくありません。
もし、このように2人が主体となって作り上げた結婚式の場合、両親はゲストの立場となります。
従って、2人を祝福するような構成の文章を考えましょう。
2つ目のポイントは、笑いを求めすぎないことです。
挨拶で特に大切なことは、2人のために集まってくれた多くのゲストに心から感謝することや、お礼の気持ちを表すことです。
それだけでなく、これから新しい生活を迎える2人を見守ってくださいとお願いをすることも大切です。
これらが挨拶で特に重要とされており、挨拶で笑いをとることは特に大切ではありません。
もちろん、所々で笑える部分があるのは良いですが、全体を通してあまり砕けすぎないように気をつけましょう。
特に始まりと結びの部分はあまり砕けすぎないように注意しましょう。
3つ目は、スピーチの内容に気をつけることです。
結婚式の雰囲気を悪くすることや、新郎新婦やゲストが気分を悪くするようなことは言わないようにしましょう。
家族のエピソードを話すときは、微笑ましく、心に染みるものを選択しましょう。
例えば、成績が悪かったことや、学校で問題を起こしていたことなど、身内だけだと笑いのためにやんちゃなエピソードをついつい言いたくなることがあるかもしれません。
しかし、ゲストが不安に感じることや不愉快に感じる可能性があります。
先ほどにも記載しましたが、挨拶で笑いをとる必要はありません。
聞いている人たちが思わず微笑んでしまうエピソードを選択しましょう。
4つ目は、新婦の呼び方に注意することです。
新婦側の家族や親族に配慮して、新婦は「さん」付けで呼びましょう。
□挨拶の注意点とは
1つ目の注意点は、挨拶の時間は短すぎず長すぎない時間にすることです。
挨拶は、終盤に行われます。
そのため、ゲストは疲れがたまっている可能性があるため、挨拶は長々と話すことなく完結にまとめましょう。
ただし、基本的な構成を意識して充実した内容の挨拶することは忘れないでください。
2つ目の注意点は、メモやカンペは見ても問題ないことです。
カンペを用意する場合は、他人に見られても恥ずかしくないようなきちんとした用紙で用意しましょう。
ただし、原稿を見ながらスピーチをする時は、原稿を見すぎないようにしましょう。
上手に原稿を読むときのコツは、できるだけ顔を上げることです。
文末で顔を上げることを意識しましょう。
目配りできる余裕があれば、さらに良いスピーチになるでしょう。
ただし、目線を1人1人と合わせると緊張してしまうという方もいらっしゃいますよね。
その場合は、会場の奥を見ることをおすすめします。
3つ目は、自信を持って心からの素直な言葉で挨拶を考えることです。
例文を参考にして挨拶を考えるという方法がありますが、家族のエピソードや2人に対する思いは家族それぞれで異なります。
挨拶の時、感極まって頭が真っ白になり、涙の挨拶となった方もいらっしゃいましたが、そのような挨拶でも深い愛情を感じます。
従って、挨拶を考える時、例文は参考程度にしておき、できるだけ自分で考えるようにしましょう。

□まとめ
今回は新郎の父親による挨拶の基本構成や挨拶を成功させるためにポイント、挨拶の注意点を解説しました。
挨拶をする時は笑いを求め過ぎず、基本的な構成を意識しましょう。
また、原稿を読みながら挨拶をすることは問題ありませんが、適度に顔を上げて目配りをすることを心がけましょう。